組織のミカタ

組織のミカタ

ローレンス佐藤のオフィシャルブログ

人生はもっとシンプル

今、世の中を見ていると、無駄に人生を複雑にして、生きにくくなっている人が多いなと感じます。

人生が複雑になるのは、本音と建て前の「建て前」で必死に生きようとするからです。頭で損得勘定して、世間の一般論や周りの意見に捕らわれて、自分ではなく、他人から見て通りのいい考え方や生き方をしようとするから人生は苦しくなってきます。それは自分に対して嘘に嘘を重ねる人生。フェラーリのエンジンじゃないのに、フェラーリのボディを纏って街中を自慢気に走りながらも、本当の実力を試されるサーキットに連れて行かれないように必死で逃げ回りつつ、フェラーリであることをアピールする為に無駄に空ぶかししてるようなものです。

でも、一体何が自分の本当の思いなのか、と聞かれても分からない人が大半じゃないかと思います。今まで、頭で必死に損得勘定をして、建て前をつくり、防衛策を張り、それを一所懸命信じ込もうとしてきた自分がいて、そういう思考回路が頭に染みついてしまってる訳ですから。

頭で考えても答えは見つからないと私は思っています。むしろ、あなたのことは、頭よりも「あなたの手」が一番よく知っていると考えています。人間、頭には嘘をつけても、体には嘘をつけませんから。

人が、自分の手で、自由に何かモノを創るとき、その人の魂が姿を現してくる。私はそう感じています。あなたの本当の願望、本当の悩み、魂レベルのモチベーション。それらを明らかにするヒントが形には現れてきます。その形を見ながら語る時、あなたは自分の心の声を自ら聞くことができます。

打算のないあなたのシンプルな思い。
それを理解し、そこに向かう。
それを始めた時、あなたの人生はとてもシンプルになります。

そして、余計な打算や見栄や虚勢や不安から解放されることで生まれたあなたの心のスペースには、愛が満たされてきます。本当はもともとあったのに、余計な思考のせいで追い出されてしまっていた愛が戻ってくる、と言った方が正しいですね。

人はもっとシンプルに生きられる。
あなたの一番シンプルな思いに、一番の力が宿っている。
私はそう信じています。

個人であろうと、組織の中にいようと、人間である以上、同じです。会社というのは実態のない概念。そこにいるのは人間です。
フェラーリを装って空ぶかししているような人についていきたいと思う人はいるでしょうか?そんな自分をいつまでも続けていくことはできると思いますか?

必要なのは、パワーアップではなく、無駄なものを削ぎ落とすこと。
自分の一番シンプルな思い、自分のエンジンは何だったかを思いだすことだと思います。思いと行動が一致している人は軽やかで爽やか。そして内なる平和を感じている人です。

ビジョン策定プロジェクトへの参画

昨年の終わり頃、某企業様の「事業本部ビジョン」策定プロジェクトに関わらせて頂きました。
その事業本部は、3つのかなり独立性の高い部をまとめてひとつの事業本部として編成されたもので、事業本部全体としての一体感や方向性がなかなか見出しにくい状況にありました。そこで、事業本部長の指示により、若手社員数名による「ビジョン策定プロジェクトチーム」が組成され、1年がかりのプロジェクトが動きだしました。テーマは「実感ある自分たちの事業本部のビジョンをつくる」というものです。プロジェクトチームは、新入社員から入社10年未満の若手6名で、中途入社の方もいらっしゃいました。

私は、そのプロジェクトの1フェーズの中で、ビジョンに盛り込むべき重要な要素(キーワード)を事業本部のメンバー自身から引き出す、という目的においてLSPワークショップをご提供しました。内容は、メンバー各自が自分の仕事の「提供価値」について今一度振り返り、また他メンバーはどんな「提供価値」を認識しているのかを理解した上で、事業本部としてどんな「理想像」 を描いていけるかを考えて頂くようなプログラムを設計しました。あえて「自分の仕事の提供価値」からスタートしたのは、「実感ある自分たちの事業本部のビジョンをつくる」というプロジェクトの目的に応じて、自分の仕事の先に見えてくる事業本部のビジョンという認識を持って頂く為でした。 プロジェクトチーム側としては、ワークショップのプロセスの中で、ビジョンに反映すべき言葉や考え方を収集することをもうひとつの目的とし、その為にワークショップの各グループには収録用の固定ビデオを設置し、ワークショップの模様(話の内容)をすべて収録しました。

ワークショップを行なってみると、実に様々な課題が見えてきました。
各メンバーの仕事への視座、認識、それぞれの違い。そして「仕事への意識」と「組織への意識」の温度差。さらに、多くの参加者が「事業本部として目指すべきビジョン」の必要性を強く感じていながらも、具体的にどういうものが「ビジョン」足り得るのかと考えると言葉が出てこないという現状、などです。一方で、多くのメンバーが口にする共通のキーワードというのも複数見つかりました。これはつまり、「何を目指す!」という方向で考えると具体的なものは見えにくいけれども、「何が大切か?」については具体的なものが出てきている状況だと私は考えました。そこで、私からは、「これを目指す!」というビジョンではなく、自分たちの可能性や価値を探求していく為に「これが大切」という、ひとりひとりの「姿勢」や「マインド」、つまり「あり方」を目指すべき指針としてビジョンに掲げることをご提案致しました。

ビジョン策定の方法というのは、正直いろいろなやり方があって、唯一の正しいやり方がある訳ではないと思っています。それでも、比較的多くの場合は、組織のトップが「これを目指す!」という形でトップダウンで決めるパターンだと思います。ある意味、それが一番納得感を生みやすい訳です。でも今回のケースは敢えてボトムアップで策定していくという流れだったので、「これを目指す!」という打ち出しはそもそも難しいと感じていました。若手のプロジェクトチームから「これを目指す!」というビジョンが策定されても、心情的に納得感が得られにくく、反発も大きくなるのではないかと思ったからです。一方、メンバーから出てきたキーワードをもとに、「何が大切か」を定義するビジョンであれば、共感を得られやすく、各個人が「実感を持って受け入れられるビジョン」になると考えました。それであれば、事業が大きく異なる部同士でも横断的に掲げられるビジョンになると思ったのです。

今回の私の仕事は、ワークショップを実施し、上記のようなご提言を差し上げるところまででした。その後、プロジェクトチームの皆様は約3ヶ月に渡り、収集したキーワードをもとに、終日缶詰のディスカッションを何度も重ね、ビジョン案を複数作成し、メンバーにアンケートを取り、厳しいフィードバックをもらってさらに精査を重ね、最終的に、見事、素晴らしいビジョンを策定されました。事業本部長からも「いいビジョンだ」とのコメントをもらえたそうです。社外秘なので残念ながらここではご紹介できませんが、私も本当にいいビジョンだと思える素敵なものです。

実は昨日、プロジェクトメンバーの皆様とランチをさせて頂きまして、ワークショップ後、ビジョン策定までの紆余曲折、苦労話などお伺いしました。私としても、プロジェクトがその後どうなったのかは非常に気になっていましたので、最後まで一連のお話を伺うことができて、非常に嬉しく思いました。若手社員が事業本部のビジョンを策定するというのは本当に大変な作業だったと思いますが、それを完遂されたプロジェクトチームの皆様は本当に素晴らしいと思います。また、そこに参画させて頂いたことを誇りに思います。とかく、ワークショップというのはピンポイントでお客様に関わるケースが多く、プロジェクトの最後まで見届けさせて頂いたり、情報を共有させて頂くということが少なくもあるのですが、今回は完結するところまで共有させて頂いて、かつそれが成功裏に終わったことが分かり、本当に嬉しいことでした。私自身、ワークショップを実施して得た情報や知見からアドバイス差し上げられることが非常に多く、コンサルタント的な立ち位置でその後のフォローをさせて頂けることの可能性を認識致しました。これからも、多くの志あるプロジェクトに協力していきたいと思います。

ライフ・ブレークスルー・ジャパン株式会社
ローレンス佐藤
http://life-btj.com/

自分事だから難しい

会社について100%自分事として考えられるのは社長だけ。

組織について100%自分事として考えられるのは組織リーダーだけ。

あなたの仕事について100%自分事として考えられるのはあなただけ。

でも、100%自分事だからこそ悩むんです。

 

自分事ほど難しいものはありません。

自分との戦い、自分の苦しみですから、簡単に答えが見出せません。だからうまく言葉にできないんです。簡単に言葉にできるのは他人事だからです。他人との戦いならやっつけてしまえばいいので簡単です。正論で斬りつけておしまいです。

よく、「自分事として考えて欲しい」なんてことを気楽に言う人なんかがいますが、それこそ他人事の言葉だなーと思います。

自分事でないものを自分事として考えることは不可能です。そんなのは単なる想像でしかありません。本当に自分事のものは、人から言われずともとっくに自分事になっていて、自分事だからこそ、簡単に答えなんか出ないわけです。

自分事として考える人ほど深く悩み、苦しみ、だから成長するんですね。

 

では、また。

ローレンス佐藤

「サンドー仮面組織」

突然ですが、こんな組織を想像してみてください。

 

「メンバーが自分の理屈や信念、あるいは役割の中に閉じこもり、人の話に心から耳を傾けず、決定事項に対しては「賛同の仮面」を被っていながら全くコミットしていない。」

 

いかがでしょうか?こんな組織あり得ないと思いますか?それとも、意外に多いと思いますか?

私はハッキリ言って、日本の多くの組織がこうではないかと思っています。程度の差こそあれ、日本の企業組織の8割ぐらいはこうでないかと思うぐらいです。きっと、「本音と建前」という二重性を持つ日本のムラ社会文化の影響も大きいとは思います。ですが、冷静に考えて、そのような組織が、前向きに、生産的に、互いに協力し合い、創造力を発揮し、ビジョンの実現と社会への貢献の為に自走していけるチームになれるでしょうか?

残念ながら私はそう思っていません。そのような「賛同の仮面」を被った組織を「サンドー仮面組織」と私は呼んでいますが、健全な状態とは言えない不完全燃焼組織だと思っています。業績や成果も芳しくないケースが多いと思います。

類似的なものとして、自分の役割さえちゃんとこなしてればいい、後は知ったこっちゃない、という「役割の仮面」でごまかす人が集まっている組織を「役割仮面組織」と呼んでいます。傾向的に、「サンドー仮面組織」は「役割仮面組織」であることが多いです。また、「役割仮面組織」の大きな特徴は、各自が自分の役割はちゃんと果たしていることをアピールし、それをもって相手を攻撃するという「役割マウンティング」をしがちだということです。それと、「サンドー仮面組織」や「役割仮面組織」では、自分の中に何か後ろめたい気持ちが生じるため、「不安」がはびこりやすく、群れを作って「不安」を回避しようとする働きが生じて「派閥」が起こりやすくもなります。

 

さて、一方で、こんな組織を想像してみてください。

 

「組織メンバーひとりひとりが、自分の考えを100%表明し、他人の考えにも100%の意識を向けて耳を傾け、意見や価値観の違いを受け入れた上で、それでも全員が同乗できて、全員がコミットできる目的地を見つけ出せる組織。」

 

いかがでしょうか?こんな組織、想像できますか?あまりに理想的過ぎますか?かもしれませんね。

私はこのような組織を「100/100組織」と呼んでいます。メンバー全員が「100%話して、100%聞く」組織です。

確かに、こんな理想的な組織はほとんど存在していないと思います。理想を言うのは簡単。しかし現実は程遠いものです。でも、仮にもし、こんな組織が実現したとしたら、どうでしょう?あなたはメンバーに加わりたいと思いますか?それとも、そんな組織は御免ですか?やっぱり「サンドー仮面組織」の方が楽ですか?

ですね。きっとそうだと思います。サンドー仮面、役割仮面の人にとっては、「サンドー仮面組織」、「役割仮面組織」の方が楽だと思います。ハッキリ言って、それが組織に属してる目的でもあるんです。求められてる最低限のことをやって、雇用と毎月の給料という安定と安心を確保する。無駄に自分を表現したり、成功する保証のないことにはチャレンジしない。無難にやり過ごす。それが多くのサラリーマンのマインドです。成果報酬というアメや、ノルマというムチで不自然にブーストされることはあっても、本音がそこにある人が多いのは、私もサラリーマンでしたから良く分かります。人は極力面倒なことはしたくないんです。安定と安泰を優先する人の方が圧倒的に多いのが事実だと思います。

でも、それって健全な状態なのだろうか?と私は思うんです。自分の思いを語れず、語らず、人の話にもちゃんと耳を傾けず、面倒を避け、不完全燃焼の状態でいる。自分の能力を最大発揮したらどこまでいけるか。仲間と信頼し合って力を合わせられたらどこまでいけるか、試しもしないでいる状態。何ともモヤモヤした状態に感じます。

会社勤めしている人が自分の可能性を試せる場は仕事です。なぜなら、人や社会に価値を提供するのが仕事ですから、そこにおいて、自分がどれだけの価値を提供できたかが、自分の能力発揮を測るバロメーターになります。それをどこまで伸ばせるか、自分はどれだけ世の役に立つことができるのか、それを知る、知ろうとする。それこそが生きる意味を知ることに繋がることだと、私は思っています。

 

もし、あなたが、自分の能力や情熱の全力発揮にチャレンジしてみよう!自分の全力って一体どこまでいけるものなのかチャレンジしてみよう!そう思った時に、「サンドー仮面組織」と「100/100組織」、どちらの組織で仕事をしたいですか?どちらの方がより自分の能力を気持ちよく発揮できると思いますか?

 

 それは、「100/100組織」だと思いませんか?

 

少なくとも私はそう思っています。「100/100組織」こそが健全な組織の前提だと思っています。働き方改革が叫ばれてもう長いですが、残業時間短縮や育児休暇取得など、見えやすく数値として測りやすいものにスポットが当たっています。それはそれで重要ですし当然なことと思いますが、「組織の健全性」を改善することも非常に大切なことだと思っています。なので、私はその健全な組織をつくるお手伝いをしています。ある意味、「組織ウェルネスづくり」と言えるかもしれません。

 

自分の所属する組織が「100/100」の状態に変わる瞬間を是非体験してみてください。

自分にも組織にも大きな可能性が開いていくことを感じて頂けると思います。

 

まず、今の自分の組織の状態を測ってみたい、という方には「組織診断」をご提供致します。そして、具体的に「100/100組織」の実現を目指したい、という組織リーダーには、私が伴走しながら支援します。その際には、レゴ®シリアスプレイ®という効果的なツールを活用致します。もしご興味を待たれた方は、お気軽にご連絡ください。ご相談は無料です。

 

では、また。

ローレンス佐藤

 

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■組織のお悩みに関するご相談(無料)

こちらからご連絡ください。初回1時間無料です。

http://life-btj.com/contactform/

 

■組織診断(弊社が代理しております)

https://wevox.io/

 

 ■レゴ®シリアスプレイ®について

http://www.seriousplay.jp/seriousplay/

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ライフ・ブレークスルー・ジャパン株式会社

代表取締役 ローレンス佐藤

http://life-btj.com/ 

悩み続けることこそが学び

「利益か志か」

起業家なら誰しも一度は悩んだことのある問いだと思いますし、多くのビジネスマンが悩む問いでもあるでしょう。

この問いに対して、「簡単に答えを出して楽になろうとするな。悩み続けろ。と部下に伝えています。」

先日お会いした、とある企業の若き組織リーダーはそうおっしゃいました。

この、どちらを選択しても理屈が成り立つ二律背反の問いに対して、どちらかを選択して開き直ってしまうことは簡単。でもそれではその問いについて悩み抜くことから得られる貴重な学びを捨て去ってしまうことになる。

だから、彼は部下に対して、「悩め。悩み続けろ。悩みながら眠りにつけ」と悟すそうです。

道理で、その会社はベンチャーとは言え、業績も組織力も申し分のないエクセレントカンパニー。

真のリーダーとは、部下に教えるのではなく、決断を迫るのでもなく、「悩む」という貴重な学びの機会を与える人なのだと、学びました。

素晴らしい組織にはやはり素晴らしいリーダーの存在がありますね。

 

では、また。

ローレンス佐藤

選べるようにしてあげないと、お客は選べない。

選べるようにしてあげないと、お客は選べません。

例えば、レストランに入って、好きなものなんでも作るよ!って言われても、なかなか決めにくいですよね。今何が食べたいかすら思い浮かばないのが人ってものです。

同じように、組織に関しても、今自分の組織に何が必要なのかを理解して選べる組織リーダーもそうそういないのです。むしろ、自ら選べるような組織はすでに課題を克服しているも同然と言ってもいいかもしれません。

何が原因で何をしたらいいのか分からなくて悩んでいるのがほとんどの組織。もっと言えば、何を悩めばいいのかすら分からなくて悩んでいるケースも多いと思います。そこに、こんないいものありまっせ!と持っていっても、それを選ぶべきかどうかの判断がつかない、というのが正直なところだと思います。

まず、組織がどんな状態なのかを丁寧に一緒に確認して、どこに問題がありそうか当たりをつけながら、試して、チェックして、やっぱりここが問題のようだ、と双方で納得できて初めて、じゃ、この問題に対してはどんな処置を施すのがいいだろうかという議論になり、どんな手法を使おうか、となる訳です。選ぶのはここまで来てからです。

まず聞いてあげて、何が必要か一緒に考えて、それから選択肢を提供して、選ぶ為の情報を提供して、一番気に入ったものを選んでもらう。この順番が大事。

ということは言われれば当然のごとく「知っていた」のに、全く「分かって」いなかった自分がおりました、、、。

この順番、とっても大事です!笑

では、また。

 ローレンス佐藤

組織に、愛を。

組織に、愛を。

 

 

言ってしまった、、、私の本音。

 

以前、私が「なぜLSPをやっているのか?」という問いに対する答えとして、こう書きました。

「人間が、人間らしく考え、人間らしく話し、人間らしく理解し合い、人間らしく繋がっていくことこそが、人間らしい働き方や、人間らしい社会の実現へと繋がっていくと信じていて、その為の最上のツールがLSPだと私は思っているから」

こちらも、もちろん本音。

でもこれは自分にとっての意義と理由。企業組織の人に伝わる言葉ではありませんでした。(企業組織の人でなくても伝わりにくいですよね笑)

「で、何なの?」「何がしたいの?」「何を提供してくれるの?」

この問いについて考えてみました。

LSPというメソッドの目的、提供する価値。もちろんそれは不変のものとして存在しています。そのことについてはきちんと正しく伝えていきます。でも肝心なのは、LSPという素晴らしいメソッドを使って、自分はどういう目的で、何を提供していくのかということだと思います。つまり、さっきの問いかけにすべて「あなたは?」がつく訳です。「で、(あなたは)何なの?「(あなたは)何がしたいの?」「(あなたは)何を提供してくれるの?」

 

いろいろ考えました。いや、答えは分かっているので考えても仕方ないのに、表明する恐さを避けようと、いろいろな理屈やら何やら考えてました。私は、組織開発の業務に携わる人間としては全くの新参者で、大した知見も研究実績も学術的な専門性も持っていない。そんな私が社会に対して何ができるのか、何を主張できるものなのかと。正直、ビジネス的な側面で、どういう言葉が刺さるのか、なんて事も考えたりしました。でも、儲かるからとか儲けたくてこの仕事をやっている訳ではなし、売れることを目的に考えることは無意味と感じました。

 

で、結論。結局、自分の一番の思いを言葉にしようと。自分を信じて、自分の思いを信じて、自分が本当に伝えたいことを言葉にしようと。例えアホと言われても、「はあ?」と言われても仕方ない。これが自分の思いであり、一番提供したいことであり、一番提供できる自信のあることだから。それがこの言葉です。

 

「組織に、愛を。」

 

「組織に売上を」でも「組織に生産性を」でもありません。「組織に、愛を。」です。「はあ?」ですかね笑「愛を」の後に「。」をつけたのは、「以上!」という私の覚悟の現れです。

 

ちなみに、ここで言っている愛の意味を、私は以下のように考えています。

愛とは、理解し合うこと。

愛とは、評価せず受け入れること。

愛とは、創造すること。

愛とは、自信を与えること。

愛とは、前進する力。

 

これらの考えの背景には、有名なキング牧師の言葉があります。

“Power without love is reckless and abusive, and love without power is sentimental and anemic.”   

Martin Luther King Jr.

(愛なき力は無謀で悪用されやすく、力なき愛は感傷的で生気がない ― キング牧師)*  

 *筆者による和訳

 

なので、単に組織メンバーが愛し合おうとか、互いを好きになろう、という博愛主義的なことではなく(それも前提として大切ですが)、愛は力であり、力は愛をもって為されるべきだという私の考えです。愛は組織から不要な不安や恐れをなくし、組織の生産性を高めます(結果として)。そして、信頼という愛で結ばれた組織には自信が芽生え、前進する大きな力が生まれます。それが、結果として創造性やチャレンジに繋がります。

 

「組織に、愛を。」

それはすなわち、「愛と力のある組織づくり」ということです。

組織の力を引き出す「愛」を組織の中に根付かせる。それが私の、そして弊社の事業としてのミッションだという結論でした。

 

これからは、ますます「はあ?」と出会う旅路になりそうです!

 

あー、言ってしまった、、、笑

 

では、また。

 

 

#LEGOSERIOUSPLAY

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ライフ・ブレークスルー・ジャパン株式会社

代表取締役

ローレンス佐藤