組織のミカタ

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ローレンス佐藤のオフィシャルブログ

人生はもっとシンプル

今、世の中を見ていると、無駄に人生を複雑にして、生きにくくなっている人が多いなと感じます。 人生が複雑になるのは、本音と建て前の「建て前」で必死に生きようとするからです。頭で損得勘定して、世間の一般論や周りの意見に捕らわれて、自分ではなく、…

ビジョン策定プロジェクトへの参画

昨年の終わり頃、某企業様の「事業本部ビジョン」策定プロジェクトに関わらせて頂きました。 その事業本部は、3つのかなり独立性の高い部をまとめてひとつの事業本部として編成されたもので、事業本部全体としての一体感や方向性がなかなか見出しにくい状況…

自分事だから難しい

会社について100%自分事として考えられるのは社長だけ。 組織について100%自分事として考えられるのは組織リーダーだけ。 あなたの仕事について100%自分事として考えられるのはあなただけ。 でも、100%自分事だからこそ悩むんです。 自分事ほど難しいものは…

「サンドー仮面組織」

突然ですが、こんな組織を想像してみてください。 「メンバーが自分の理屈や信念、あるいは役割の中に閉じこもり、人の話に心から耳を傾けず、決定事項に対しては「賛同の仮面」を被っていながら全くコミットしていない。」 いかがでしょうか?こんな組織あ…

悩み続けることこそが学び

「利益か志か」 起業家なら誰しも一度は悩んだことのある問いだと思いますし、多くのビジネスマンが悩む問いでもあるでしょう。 この問いに対して、「簡単に答えを出して楽になろうとするな。悩み続けろ。と部下に伝えています。」 先日お会いした、とある企…

選べるようにしてあげないと、お客は選べない。

選べるようにしてあげないと、お客は選べません。 例えば、レストランに入って、好きなものなんでも作るよ!って言われても、なかなか決めにくいですよね。今何が食べたいかすら思い浮かばないのが人ってものです。 同じように、組織に関しても、今自分の組…

組織に、愛を。

組織に、愛を。 言ってしまった、、、私の本音。 以前、私が「なぜLSPをやっているのか?」という問いに対する答えとして、こう書きました。 「人間が、人間らしく考え、人間らしく話し、人間らしく理解し合い、人間らしく繋がっていくことこそが、人間らし…

Playfulの意味

今回は、LSPを説明する時にもよく登場する「Playful」ということについて考えてみたいと思います。 まず、そもそも人が夢中になる「Playful」な瞬間とは、どのような時でしょうか? 自分の子どもの頃を思い出すと、鬼ごっこ、ケードロ、キックベースなどしな…

30代・40代マネージャーに必要なのは「社外メンター」。

いよいよ昨日から新年度がスタート。今回初めてマネジメント職につかれる方、あるいは新たな部署のマネージャーに転じられる方も多いと思います。大きなやりがいを感じる一方で、プレッシャーや不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。すで…

LSPのリアルタイム・ストラテジー

今回は、LSPの戦略論的考察です。 LSPはもともとレゴ社の経営戦略開発ツールとして取り組まれたものなので、一番根本となる部分でもあります。そこには、リアルタイム・ストラテジーというコンセプトがあります。 「この組織において、あなたは何者なのか?…

人間らしく生きる為に

また随分と間が空いてしまいました。約1ヶ月ぶりの投稿です。 私の仕事はLSP(LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎メソッド)というワークショップを提供することに特化しておりますので、四六時中LSPのことばかり考えている訳でして、このブログもそのことばっかり書いて…

仕事は愛を伝える手段

大分間が空いてしまいました。 深夜に目が冴えてしまい、書き始めました。 私は創業して約2年半ですが、事業を始めると、仕事について当然日々考えている訳ですが、いろいろな壁や困難に直面しながら、最終的には、どう生き抜いていくか、という課題に真正面…

レゴ®シリアスプレイ®メソッドとは②

今回は、レゴ®シリアスプレイ®メソッドについて、その起源をお話し致します。 内容は、日本にこのメソッドを伝え、ファシリテータートレーニングを開催しているLSPの日本の総本山、株式会社ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツのホームページから転…

メソッドについて語る前に

今回から、レゴ®シリアスプレイ®メソッドについて詳しくお伝えする予定でしたが、その前に、私がなんでこの仕事をしてるのかについてお話しすることにしました。その方が大切だと思いますので、、、 すべての人が平等に発言の機会を持ち すべての人の声が遮…

レゴ®シリアスプレイ®メソッドとは? ①

今回から、弊社のワークショップについて、シリーズで少し詳しく説明したいと思います。 弊社がご提供しているのは、手とカタチを使う新たな思考・コミュニケーション技法である、「レゴ®シリアスプレイ®メソッド」(LSP)と教材を活用したワークショップで…

スピード経営時代に必須の「3MORE」

今、経営者の悩みは、いかに早く意思決定をし、実行し、結果を出していくか、ということに尽きると思います。 テクノロジーの進化とともに競争のスピードと激しさは増すばかりの一方で、ワークライフバランスが叫ばれ、「働き方改革」の名のもと、仕事の効率…

お客様のご感想

弊社ワークショップにご参加くださった方からのコメントをクライアント様経由で頂戴致しました。ご本人とクライアント様のご了承を頂きましたので、ご紹介致します。私が参加者にお送りした講師コメントへの返信です。 「ローレンス佐藤氏の講師コメントを拝…

難しい=優れている?

私的に最近思うのは、 「難かしい=高度=優れている」 という思考に囚われ過ぎている社会なのではないか、ということです。 教育の過程が、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と順を追って高度化していき、習う内容も使う文字や言葉も順を追って複雑化してい…

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。 年が明けて早や5日ですね。去年は病床の父親と過ごしたお正月でしたので、お正月気分とは縁遠かったですが、今年のお正月は、元旦まで妻の実家の新潟で過ごし、そのまま私の実家千葉へと帰省し、成長した娘たちとも一緒に…

働くこととは、生きること

前回のブログでは、生きることを楽しむこととは、自分の人生を生きること。という私の考えをお伝えしました。今回は、自分の人生を生きることと、働くことの関係について考えたいと思います。 まず、そもそも、人は何で働くのか、という大きな問いがあると思…

私のビジョン

「生きることを楽しむ大人でこの世を溢れさせる」 これが、私が一番実現したいことであり、弊社の究極的ビジョンです。 逆説的に言えば、生きることを楽しめていない大人や、生きる意味について彷徨っている大人を救いたい。そういう思いです。 社名を「Life…

あなたの課にロンリーガイはいませんか?

会社において、「課」は会社の最も基本となる組織だと私は常々考えています。課長以下の社員が一番リアルに自分の所属意識を持てる場所であり、会社のビジネスを組織的な役割分担に落とし込んだ時の最小単位、それが「課」です。大企業になれば、さらに「係…

会社で働くということ

今回は、会社について。 まず、自分の思いを実現したいと本当に思うのなら、自分で事業を起こすしかない。会社は、会社の目的を達成する為に存在しているのであって、あなたの思いを実現する為にあるのではない。だから、組織で働く人間は、会社の目的を自分…

課を変えたければ、課長の「見た目」から。

普段は人の心理やメンタルにフォーカスして語ることが多い私ですが、今日は少し違った切り口から。 それは、「見た目」です。あなたは「見た目」なんてビジネスに関係ない、と思いますか?ましてや組織開発と見た目なんか全然関係ないと? ところが、これが…

「課長のお悩み相談室」(3D思考整理術)

人と組織の問題で悩む課長さんをお助けする為に、「課長のお悩み相談室」を開始致します。 課の雰囲気が悪い 部下との間に壁がある 部下からグチを聞かされるのにウンザリしてる 課の中に問題児がいて困ってる 年上の部下の扱いに悩んでる 課員の目標に対す…

思いを交わしたい時は、目を合わさない

「人と話す時は相手の目を見て」 「話を聞く時はうなずきながら」 ってよく教わりますよね? 世の中の書物においては、相手とのよい関係やラポール(心が通い合っている状態)を築く為に、このようなコミュニケーションスタイル、いわゆる「傾聴」をしましょ…

組織開発の前に組織ウェルネス

私が行っている課長支援は、「課」をより健やかに、より前向きに、という思いで行っています。 組織の支援というと、いわゆる「組織開発」というのが一般的ですが、組織開発というと、どうも言葉が硬いのと、外から力を加えたり、掘り起こしたりするようなニ…

まだ30年もあるじゃん!

11月も末日になりました。昨日は仕事後にお気に入りの地元スーパー銭湯(しかも天然温泉♪)に浸かりながら、実施したワークショップの振り返りやらこの先のことやら諸々とぼんやり考えてました。 そんな中で、ふと気づいたんです。今私は44歳ですが、自分で…

ケース紹介(大手電機メーカー)

今回は、弊社がお受けした具体的な事例についてご紹介したいと思います。 お客様: 大手電機メーカー 企画系部門 某課 メンバー構成: 課長: 40代 女性 課員: 30代〜60代の男女6名 派遣社員 10名程度 ご依頼の背景: 組織再編により、二つの課が統合され、新…

人と組織のリアルに悩む課長さんを支援します

会社の業務の一番の現場、一番の「リアル」が存在している場所ってどこだと思いますか? それは、「課」だと私は思っています。 会社によって名称はそれぞれだと思いますが、業務内容を全員が理解し、取り組んでいる主体としては、「課」が最も具体的で、働…