組織のミカタ

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ローレンス佐藤のオフィシャルブログ

「サンドー仮面組織」

突然ですが、こんな組織を想像してみてください。

 

「メンバーが自分の理屈や信念、あるいは役割の中に閉じこもり、人の話に心から耳を傾けず、決定事項に対しては「賛同の仮面」を被っていながら全くコミットしていない。」

 

いかがでしょうか?こんな組織あり得ないと思いますか?それとも、意外に多いと思いますか?

私はハッキリ言って、日本の多くの組織がこうではないかと思っています。程度の差こそあれ、日本の企業組織の8割ぐらいはこうでないかと思うぐらいです。きっと、「本音と建前」という二重性を持つ日本のムラ社会文化の影響も大きいとは思います。ですが、冷静に考えて、そのような組織が、前向きに、生産的に、互いに協力し合い、創造力を発揮し、ビジョンの実現と社会への貢献の為に自走していけるチームになれるでしょうか?

残念ながら私はそう思っていません。そのような「賛同の仮面」を被った組織を「サンドー仮面組織」と私は呼んでいますが、健全な状態とは言えない不完全燃焼組織だと思っています。業績や成果も芳しくないケースが多いと思います。

類似的なものとして、自分の役割さえちゃんとこなしてればいい、後は知ったこっちゃない、という「役割の仮面」でごまかす人が集まっている組織を「役割仮面組織」と呼んでいます。傾向的に、「サンドー仮面組織」は「役割仮面組織」であることが多いです。また、「役割仮面組織」の大きな特徴は、各自が自分の役割はちゃんと果たしていることをアピールし、それをもって相手を攻撃するという「役割マウンティング」をしがちだということです。それと、「サンドー仮面組織」や「役割仮面組織」では、自分の中に何か後ろめたい気持ちが生じるため、「不安」がはびこりやすく、群れを作って「不安」を回避しようとする働きが生じて「派閥」が起こりやすくもなります。

 

さて、一方で、こんな組織を想像してみてください。

 

「組織メンバーひとりひとりが、自分の考えを100%表明し、他人の考えにも100%の意識を向けて耳を傾け、意見や価値観の違いを受け入れた上で、それでも全員が同乗できて、全員がコミットできる目的地を見つけ出せる組織。」

 

いかがでしょうか?こんな組織、想像できますか?あまりに理想的過ぎますか?かもしれませんね。

私はこのような組織を「100/100組織」と呼んでいます。メンバー全員が「100%話して、100%聞く」組織です。

確かに、こんな理想的な組織はほとんど存在していないと思います。理想を言うのは簡単。しかし現実は程遠いものです。でも、仮にもし、こんな組織が実現したとしたら、どうでしょう?あなたはメンバーに加わりたいと思いますか?それとも、そんな組織は御免ですか?やっぱり「サンドー仮面組織」の方が楽ですか?

ですね。きっとそうだと思います。サンドー仮面、役割仮面の人にとっては、「サンドー仮面組織」、「役割仮面組織」の方が楽だと思います。ハッキリ言って、それが組織に属してる目的でもあるんです。求められてる最低限のことをやって、雇用と毎月の給料という安定と安心を確保する。無駄に自分を表現したり、成功する保証のないことにはチャレンジしない。無難にやり過ごす。それが多くのサラリーマンのマインドです。成果報酬というアメや、ノルマというムチで不自然にブーストされることはあっても、本音がそこにある人が多いのは、私もサラリーマンでしたから良く分かります。人は極力面倒なことはしたくないんです。安定と安泰を優先する人の方が圧倒的に多いのが事実だと思います。

でも、それって健全な状態なのだろうか?と私は思うんです。自分の思いを語れず、語らず、人の話にもちゃんと耳を傾けず、面倒を避け、不完全燃焼の状態でいる。自分の能力を最大発揮したらどこまでいけるか。仲間と信頼し合って力を合わせられたらどこまでいけるか、試しもしないでいる状態。何ともモヤモヤした状態に感じます。

会社勤めしている人が自分の可能性を試せる場は仕事です。なぜなら、人や社会に価値を提供するのが仕事ですから、そこにおいて、自分がどれだけの価値を提供できたかが、自分の能力発揮を測るバロメーターになります。それをどこまで伸ばせるか、自分はどれだけ世の役に立つことができるのか、それを知る、知ろうとする。それこそが生きる意味を知ることに繋がることだと、私は思っています。

 

もし、あなたが、自分の能力や情熱の全力発揮にチャレンジしてみよう!自分の全力って一体どこまでいけるものなのかチャレンジしてみよう!そう思った時に、「サンドー仮面組織」と「100/100組織」、どちらの組織で仕事をしたいですか?どちらの方がより自分の能力を気持ちよく発揮できると思いますか?

 

 それは、「100/100組織」だと思いませんか?

 

少なくとも私はそう思っています。「100/100組織」こそが健全な組織の前提だと思っています。働き方改革が叫ばれてもう長いですが、残業時間短縮や育児休暇取得など、見えやすく数値として測りやすいものにスポットが当たっています。それはそれで重要ですし当然なことと思いますが、「組織の健全性」を改善することも非常に大切なことだと思っています。なので、私はその健全な組織をつくるお手伝いをしています。ある意味、「組織ウェルネスづくり」と言えるかもしれません。

 

自分の所属する組織が「100/100」の状態に変わる瞬間を是非体験してみてください。

自分にも組織にも大きな可能性が開いていくことを感じて頂けると思います。

 

まず、今の自分の組織の状態を測ってみたい、という方には「組織診断」をご提供致します。そして、具体的に「100/100組織」の実現を目指したい、という組織リーダーには、私が伴走しながら支援します。その際には、レゴ®シリアスプレイ®という効果的なツールを活用致します。もしご興味を待たれた方は、お気軽にご連絡ください。ご相談は無料です。

 

では、また。

ローレンス佐藤

 

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代表取締役 ローレンス佐藤

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