組織のミカタ

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ローレンス佐藤のオフィシャルブログ

会社で働くということ

今回は、会社について。

 

まず、自分の思いを実現したいと本当に思うのなら、自分で事業を起こすしかない。会社は、会社の目的を達成する為に存在しているのであって、あなたの思いを実現する為にあるのではない。だから、組織で働く人間は、会社の目的を自分事にして働くという、大変な意識変革をしなくてはならない。そんなの当たり前、と思われるかもしれないが、これは人間にとっては相当難儀な作業である。


会社の中において、自分を見失わず、かつ精神的な自由を感じながら働いていく為には、まず会社から求められることに確実に答えることと、結果を出すことが必要で、さらに心の安泰を得る為には、自分の優位的ポジションを築く必要があり、業績、スキル、専門性、役職などにおいて、他の人より秀でていかないといけない。当然上司からの覚えも良くなくてはならない。つまり、会社から高く評価される状態にあって、初めて心の安泰を保つことができる。


会社の目的を心から自分事として、会社と同一化して働ける人は上記のようなことを楽しんでやっていくことができる。また、高い専門性を有している人は、その能力を発揮する場所として、会社で輝くことができる。しかし、そのいずれでもない人は、会社で働くことは苦痛でしかなくなっていく。毎月の給料の為だけに働き、会社にしがみつく存在になってしまう。


会社は、会社の目的の為に働き、会社に貢献する人を求めている。


当たり前なことだが、そこをちゃんと理解せず、会社に入っている人が多いのではないかと、ふと気になる。


会社に入る選択をする前に、どう生きていきたいのか、何をもってこの世の中に貢献したいのかを考える時間を持つべきではないかと思う。会社はそのうちの選択肢の一つでしかない。


「大学卒業したら会社に就職」と、あたかも小→中→高→大→会社みたいに、教育の延長線上のような当たり前の流れになっていることに少し不安を感じる。


新卒一括採用という仕組みがそれを助長してるのだと思うが、それをするのであれば、ある程度就業経験を積んだ35歳くらいで、一斉転職活動というイベントを入れて、一年かけて、改めて自分の生き方、働き方、世の中への貢献の仕方について考える時間を持つ、なんてことができたらいいのに、と思ったりする。

 

では、また。

 

 

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代表取締役 ローレンス佐藤

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