組織のミカタ

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ローレンス佐藤のオフィシャルブログ

(番外編)世のお母さま方に切にお願いしたいこと

今回はちょっと番外編です。

 

ビジネスとは関係なく、世のお母さま方に切にお願いしたいことを書きます。これは、お母さまだけでなく、お父さまにも当てはまることだと思いますが、子どもはお母さまからの影響がより大きく、実際目にするケースもお母さまの方が多いという前提に立って書いております。

 

世のお母さまに切にお願い致します。


子どもには笑顔を見せてあげてください。そして、何ができても、できなくてもいいんだよ。元気にニコニコ生きてさえいてくれれば、それで100点満点なんだよ。と伝えてあげてください。

 

幼少期のちょっとした成績の良し悪しとか、運動能力の良し悪しとかは、本当にささいなことです。それよりも、あなたは生きているだけで、みんなから、何より、お母さん(私)から愛され、祝福されているかけがえのない存在なんだよ、と。ただそれだけを伝えてあげてください。それこそが、子どもの才能を開花させる大切な種になります。

 

お母さんが子どもに厳しい表情を見せ続けることは、百害あって一利なしです。ましてや、お母さんの理想を子どもに押し付けることは、子どもの人生の冒瀆以外の何物でもないと思います。

 

子どもをコントロールしようとヒステリックになっているお母さんを見るたびに、本当にやるせない気持ちになります。そして、最近それを目にしてしまうことが多いです。

 

「あなたの為を思って言ってるの!」

これはお母さんが使う定番のフレーズですね。

 

子どもの命や安全に関わることは別ですが、大抵の場合、その本心は違っていると思います。お母さん自身にも自覚がないことが多いと思いますが、その言葉の裏にある本音は、「私が不安だから言ってるの!」、あるいは、「言うこと聞かない(私の理想通りにならない)あなたに腹が立ってるの!」ではないでしょうか。

 

不安になってるのも、腹が立ってるのもお母さんの問題であって、子どもには全く関係ありません。教えるべきことがあるなら、にこやかに、伝えてあげましょう。今本人がそれを受け取らないのであれば、それを待ちましょう。

 

大事なことは、まずお母さんが自分の人生にしっかりと自信を持つことだと思います。そして、お母さんが幸せであることです。幸せは、何があるから、とか、何ができたから、やってくるものではないと知ることです。

 

「はっきり言って、私の人生行き当たりばったりで、思い描いていた理想とは全く違う人生になったけど、お母さん幸せよ。何よりあなたがいるし。こんなお母さんでもこうして生きてて幸せなんだから、あなたは全然大丈夫。間違いなく幸せになれるわ。学校の通信簿なんて長い人生においては何の関係もないのよ。好きなように生きなさい。幸せは獲得するものではなくて、すでにそうであることに気づくことよ」

 

そう言ってあげてください。(ちょっとドラマ的に過ぎるかもしれませんが)

 

「はあ?私今全然幸せじゃないし。大変だし。だから私みたいにならないように子どもに一生懸命指導してるの、尽くしてるの!」というお母さん。いらっしゃいますよね?

 

でも、今が幸せじゃないと感じているお母さんが発する言葉を受け入れて幸せになれると感じられる子どもはいないと思うんです。

 

子どもが受け取るのは言葉そのものよりも、お母さんの表情であり、雰囲気です。正論なんて子どもには通じません。いや、大人にだって通じません。だから感受性豊かな子どもにはなおさら通じません。

 

お母さんの理想、お母さんが叶えたかった理想を、子どもが叶える責任なんてどこにもありません。あなたが成し遂げたかったことがあるなら、あなたが成し遂げましょう。あなたがあきらめたことを、勝手に子どもに押し付けてはいけません。

 

お隣のお子さんやママ友のお子さんとの競争の為にあなたの子どもを焚きつけるのもナンセンスです。お母さんのプライドの為に子どもは存在している訳ではありません。

 

それと、自分から過干渉しておきながら、「子どものことで忙しくて自分の時間がない!」とヒステリックになるのも本末転倒な気がします。

 

 

、、、と、そんな事を言いたくなるようなケースが最近多くて、ちょっと言い過ぎてしまったかもしれません。ご容赦ください。

 

子どもには、「生きてるだけで100点満点!あなたがどうであれ、お母さんのあなたへの愛情は常に100%よ!」とそう伝えてあげてください。それが、親と子の幸せの形、「親子の100/100の関係」だと思います。

 

では、また。

 

ローレンス佐藤