選べるようにしてあげないと、お客は選べない。
選べるようにしてあげないと、お客は選べません。
例えば、レストランに入って、好きなものなんでも作るよ!って言われても、なかなか決めにくいですよね。今何が食べたいかすら思い浮かばないのが人ってものです。
同じように、組織に関しても、今自分の組織に何が必要なのかを理解して選べる組織リーダーもそうそういないのです。むしろ、自ら選べるような組織はすでに課題を克服しているも同然と言ってもいいかもしれません。
何が原因で何をしたらいいのか分からなくて悩んでいるのがほとんどの組織。もっと言えば、何を悩めばいいのかすら分からなくて悩んでいるケースも多いと思います。そこに、こんないいものありまっせ!と持っていっても、それを選ぶべきかどうかの判断がつかない、というのが正直なところだと思います。
まず、組織がどんな状態なのかを丁寧に一緒に確認して、どこに問題がありそうか当たりをつけながら、試して、チェックして、やっぱりここが問題のようだ、と双方で納得できて初めて、じゃ、この問題に対してはどんな処置を施すのがいいだろうかという議論になり、どんな手法を使おうか、となる訳です。選ぶのはここまで来てからです。
まず聞いてあげて、何が必要か一緒に考えて、それから選択肢を提供して、選ぶ為の情報を提供して、一番気に入ったものを選んでもらう。この順番が大事。
ということは言われれば当然のごとく「知っていた」のに、全く「分かって」いなかった自分がおりました、、、。
この順番、とっても大事です!笑
では、また。
ローレンス佐藤